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「Calf Branding:仔牛の焼き印押し」これがブランディング、ブランドのそもそもの由来という話を聞いた事があります。
他の牧場の仔牛と見分けるために、所有している仔牛に牧場の名前などが入った焼き印を押したようですが、仔牛にとってはとてもたまらない事であったと思います。
一方、人間にとっては、他との違いを明確にするという事からはじまって、自分の持っているモノや自分が作り出したモノを他と明確に分け、そこに価値を見出すようになってきたのではないかと思います。
それが現在の日本においては、“ブランド物”と言われる商品を保有している事が象徴やステイタスという意味合いになっているようです。
では、どのようにこれらの“ブランド物”は作られたのでしょうか?
「どのような過酷な条件でも耐えうる商品を作る」、「どこにも負けない良い物を作る」、というような思いの積み重ねによって、失敗や試行錯誤を続けながら現在のような商品が出来たのではないかと思います。
また、現在のような情報化社会による流行現象や陳腐化の加速化がほとんどなかった事が一つの要因でもあったと思いますが、一定のデザインや手法を、改良を重ねながらも一途に守り通してきた事も、「ブランド」と言われる一因ではないかと思います。

そして、この「ブランド」というものを形作った考え方などが、「ブランディング」という手法による、企業の価値観の創造というものにつながっていったのではないかと思います。
「ブランディング」の前には、バブル崩壊後に流行した、「CI」と呼ばれた企業活動もありました。実際は社名を変える事だけで中身を伴う事がほとんどなかったようで、また社名を変更した割には(=多額の費用をかけた割には)その効果が得られなかった事が多かったようで、「CI」という言葉が消えたスピードはかなり速かったようです。

「ブランディング」に関しては、実際の企業活動を明文化し、そこに意味合いと価値感を持たせることによって、企業の独自性や他との違いを明確にしようと考え方があります。
例えば同じサッカーシューズなのに、三本線か、ネコ科の大型動物か、このデザインの違いがブランドの違いでもあり、人々(購買者)が受ける印象や購買意欲が違うのであろうと思います。
ご存じの方もいるかと思いますが、この三本線と猫型の大型動物は、もともとは同じ靴職人の家系から出てきたものです。ですから、余計に他との違いを明確にする必要があったのかもしれません。
すでに「ブランディング」という言葉の流行も終わりかけてきているのかと感じていますが、企業活動を行っていく上で、競合他社や市場シェアなどを考える時、常に他との違いを市場に訴えていく必要があり、10数年後にはまた新しい手法や考え方が出てきているのかもしれません。

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